LINE公式アカウントのブロック率を下げる方法

リピート対策として店舗集客にLINE公式アカウントを利用している店舗様は多いと思います。来店時にLINEの友だち登録をしてもらい、メッセージをしてもあまり反応が無い。ログインしてブロック状況を見てみると、ブロックされまくっていた!なんてことは割とあります。この記事では、ブロックされる原因と対処法について解説していきます。

LINE公式アカウントのブロック状況の確認方法

ブロックの状況は、LINE Official Account Managerにログインし、アカウントリストから確認したいアカウントをクリック。分析タブ⇒友だちをクリックすることで確認できます。

こんな感じです。

LINE公式アカウントのブロック率

LINE公式アカウントのブロック率ですが、20~30%程度と言われています。もちろんこの数字はどのようにして友だちを集めたかによっても変わりますし、友だちの総数によっても変動しますので、ある程度のブロックは仕方が無い部分もあります。とはいえ、ブロック率が40%を超えるような状況では運用の仕方に問題がある可能性が高いですし、運用次第ではブロック率を5~10%程度に抑えることも実際には可能です。では、ブロック率を下げるにはどうすればよいか見ていきましょう。

ブロック率を下げる方法①:配信内容を考慮する

配信内容に関しては吟味する必要があります。最初の友だち登録をしてもらう段階から意識する必要があるのですが、例えば「LINE友だち追加でクーポンプレゼント」の場合は、いきなりクーポンだけ渡してしまうとそこで終了ですし、かといってクーポン以外の情報が多過ぎても嫌われます。分量を絞りつつも「今後こんな投稿をしていきます」という部分を気持ちよく読んでもらえるよう工夫しましょう。

ブロック率を下げる方法②:配信時間と回数の調整

配信時間には十分配慮する必要があります。早朝や深夜のメッセージ送信がNGなのは当然として、例えばランチに合わせるなら何時がいいか、など配慮する必要があります。また、送信回数は多過ぎても嫌われますが、少なすぎても忘れられてしまいます。

例えば飲食店の場合、一週間も経てばお店の名前も忘れてしまうという方は多いと思いますので、二週間以内に再来店してもらうことを想定した配信ペースを検討すべきです。

また、注意点ですが、ブロック率を意識して配信ペースが少なくなるようでは、結局見てほしい人に見てもらえません。配信しない=全員ブロック状態みたいなものです。忘れられては意味がありません。しっかりと配信すれば、ブロック率が上がっても来店者数は増えます。ここは間違えないように注意が必要です。

また、LINE公式ではメッセージ通数によりプランを上げる必要があります。2023年6月より料金プランが変更になり、フリープランのメッセージ通数が200通/月となるため、正直フリープランでは使い物になりません。200人に月1回送って終わり、ではすぐにお店のことを忘れられてしまうので非常にもったいないです。友だちリストは宝です。リストを有効利用するためには定期的に配信してユーザーの興味を維持する事が必要不可欠です。

ブロック率を下げる方法③:シナリオを分岐させる

これはLINE公式アカウント単体ではできないのですが、シナリオの分岐はブロック回避には有効です。例えば、スポーツジムが筋トレの情報をLINEで配信するとします。初心者、中級者、上級者で欲しい情報は違うので、最初にアンケートでどの情報が欲しいか聞いて、初級と答えた人には初級の情報を提供できればブロックされにくいですよね。

LINE公式アカウントでは「属性」というステータスがあり、年齢、性別、地域などで絞り込みをしたセグメント配信が可能です。ただ、先ほどの例のような筋トレ初心者、といった属性は無いため、配信する側でアンケートなどによりコントロールしていく必要があります。また、LINEの友だち追加の際の入口にも配慮すべきです。Twitter経由で登録した人、Instagram経由で登録した人、広告のキャンペーンで登録した人など、入り口が違えば目的も違います。そのあたりをうまくコントロールすることで、ブロック率は格段に下がります。

おすすめはプロラインフリーを使ったシナリオ分岐&配信コントロール

ここでおすすめしたいのが、LINE公式アカウントを無料で自動化できるツール「プロラインフリー」をLINE公式アカウントと組み合わせて運用することです。プロラインフリーは中小企業経営者や個人事業主を中心に、導入企業数15,000社以上!多くのメディアで「結果の出る無料ツール」として掲載されました。「コンテンツ販売」「オンライン教育」「顧客サポート」「リピーター育成」「見込み客の育成と集客」に対応する多彩な機能を備え、LINE公式だけでは実現できない「友だち全員の顔と名前が見える」顧客管理も人気です。

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プロラインフリーを使えば、入り口ごとに個別のQRコードを発行できます。例えばTwitterからはこのQRコード、FacebookからはこのQRコード、といった具合です。入り口によってコンテンツを変える事ももちろん可能ですし、流入経路だけを記録して、同じ文章を送る事も可能です。

また、友だち登録後のメッセージでアンケートを取って、以降はその回答に応じたメッセージシナリオを配信することも可能です。初級と回答した人には初級向けの訴求ができるのでブロック回避には最適です。

まとめ

ブロックを回避するために意識したいことをまとめると、

①流入経路、登録時の勧誘方法(クーポン、プレゼントなど)を十分配慮して配信する
②配信時間(目的に応じた適切な時間に!)、配信回数(少なすぎても忘れられる)を調整する
③アンケートや流入経路確認などを通してユーザーの興味関心を理解し、それに沿った配信をする

となります。