ダイレクトレスポンスマーケティングで活用される媒体

あらゆる媒体がDRMで利用できる

ダイレクトレスポンスマーケティング(以下、DRM)は様々な媒体を駆使して行われます。雑誌や新聞、ウェブなどの広告や、ブログ記事に設置した無料レポートなどを入口としてリスト(住所やメールアドレス)を集め、そのリストに対して郵送DMやメルマガなどを送り、次のステップへと誘導します。

広告でいきなり高単価の商品を売るのは難しいため、基本的には無料商品や低単価の体験商品を入口にし、そこから教育をしてメイン商材の販売につなげるわけです。

最近ではSNSがDRMに多く利用されます。Instagramから無料特典を餌にLINE登録を促し、LINEからのステップ配信で教育する、という流れです。いずれの媒体の場合でも、この『教育』のステップが十分でないと購入にはつながりません。教育の質(時間)に比例して売れる商品の価格は決まってくるため、LINEでダイレクトマーケティングを行う場合はステップ配信で何本か動画などの教育のための素材を見てもらうことが必要です。

集客媒体をどう選べばよいか

集客媒体の選び方としては、基本的にはターゲットに合った媒体を選びます。例えば、20代の男性と60代の男性では、見ている媒体が違います。20代の男性なら、ネットを中心に情報を集めている可能性が高いため、SNSやYouTubeの広告などが向いています。しかし、60代の男性の場合、新聞や折り込みチラシといった昔ながらの手法の方が、業種によっては合っています。

そのため、なんでもネットがいいというわけではなく、ターゲットとなる見込み客の行動パターン(カスタマージャーニー)を考慮した上で媒体を検討すべきです。

また、最終的な販売の段階までにどれだけの時間を使ってもらうか、も重要です。X(旧twitter)での短文での投稿よりは、YouTubeの動画の方が、長い時間見てもらえるため、それだけ教育が進むことになります。そのあたりも考慮しながら媒体を選ぶとよいでしょう。