分解して考えよう

子供の頃、時計やおもちゃを分解して元に戻せなくなった経験はありませんか?商売においても、何でも分解してみると新しいアイデアが浮かんでくるものです。早速、いろんなものを分解してみましょう。

仕入れの流れを分解

仕入れの流れを分解してみましょう。

メーカー(製造業者)⇒卸売業者⇒販売店⇒お客様

概ねこんな感じだと思います。あなたが販売店だとすれば、卸売業者を挟まず直接メーカーから仕入れる事で、より安く仕入れられます。また、自分で作って自分で売ってしまえば、もっと利益が出ますよね。メーカーが直接販売するメーカー直販という方法がそれにあたります。

商品自体を分解

商品自体を分解してしまう方法があります。完成品のフィギュアとプラモデルが一つの例です。完成品のフィギュアは、塗装もされており、質感などにこだわり価格も高いです。それに比べてプラモデルだと無塗装で材質もプラスチック、その代わり価格は安いです。作る楽しさ、という付加価値を付ける事で、身近な存在になりました。

同様に、イケアは家具の組み立てをお客様に任せる事で、価格を抑えています。食べものでいえば、お店の人気メニューの材料が一式セットになったパックが通販で変えたりします。お店の味をそのまま家庭で食べられる、という点でお取り寄せで人気です。こちらは商品を分解し、さらには食べに行く工程までも変えてしまっているわけです。

このように、様々な工程を分解してみると、変えられるもの、無くせるものが見えてくる場合があります。「【小さなお店の繁盛アイデア100】その5:時間を管理してみよう」の記事も、まさに時間を分解して考えよう、という話でした。利益を増やすなら、「売上を伸ばす」と「経費を減らす」に分解できますよね。分解グセをつけましょう。