はじめて広告に挑戦する、という方には、私はMeta広告(Facebook広告、Instagram広告)をおすすめしています。初心者でも簡単に導入でき、コストの調整もしやすいからです。
広告を成功させるための最初のステップとして、広告をできるだけたくさんクリックしてもらう、という課題があります。なぜなら、Meta広告の広告費はCPM(Cost Per Mille)というルールがあるからです。これは、広告が1000回表示されるごとにいくら費用がかかるかと表しています。
例えば、CPMが8,000円であれば、一回の表示が8円ということになります。ということは、100回表示で一回クリックされるのと、10回表示で一回クリックされるのでは、一回あたりのクリックの金額が10倍違うことになり、できるだけクリック率を高めることが、CPA(顧客獲得単価)を下げることにつながるのです。
Meta広告のクリック率を高める3つの要素
まずは、広告のクリック率を高めるための3つの要素について見ていきましょう。クリック率を高める見出しを作成するためには、「ニュース性」「ベネフィット」「具体性」という3つの要素が重要です。しかし、それだけでは十分ではありません。クリックしたくなる「秘密」を盛り込むことで、さらにユーザーの興味を引きつけることが可能です。本記事では、その具体的な方法と実例を解説します。
3つの基本要素:ニュース性・ベネフィット・具体性
1.ニュース性
最新情報や限定感を含む表現が効果的です。たとえば:
・初公開
・新しい手法
2.ベネフィット
ユーザーが得られる具体的な利益を示します。たとえば:
・一日5分で腰痛が改善
・隣人からの苦情に悩まされずに済む
3.具体性
数字や実績を使って信頼感を高めます。たとえば:
・受講者の92%が成果を実感
「秘密」を活用した見出し例
「秘密」を盛り込むことで、ユーザーの「続きを知りたい」という心理を誘発します。以下に例を挙げます。
例1: 秘密がない場合
「新宿駅徒歩5分のパーソナルジムが新規オープン!」
→ ジムを探している人には有効ですが、興味を広げる力が弱い。
例2: 秘密がある場合
「歩くだけでくびれができた!一日5分の最新ダイエット」
→ 「なぜ歩くだけで効果があるのか?」という秘密が興味を引きます。
広告画像と「秘密」の組み合わせ
クリック率をさらに上げるためには、広告画像に秘密を示す簡潔なテキストを載せる方法がおすすめです。ポイントは以下の通りです:
広告らしくないデザイン
広告だと判断しただけで敬遠する人もいます。Instagramのフィード投稿に溶け込む、プロっぽくない一般的な画像を採用します。弊社では、黒などの濃い背景色に、白と黄色の文字だけのシンプルな広告画像で、3%を超える高いクリック率を出しています。
秘密を強調するテキスト
『なぜ〇〇なのか』『〇〇にはこれ』といった表現で秘密にあたる部分を伏せる、もしくは、『秘密』と書いてしまっても構いません。たとえば、
・なぜ軽く触るだけで肩こりが消えるのか?
・一日5分でお腹が引き締まる秘密を公開
「秘密」を作るための3つのフレームワーク
成果の理由を隠す
なぜその成果が出るのか詳細を伏せ、興味を引く。
逆説的な表現
常識を覆す内容で秘密を強調する。
例:食べながら痩せる驚きの方法
限定性を加える
情報の入手が限定的であることを示す。
例:会員だけが知っている特別なストレッチ
まとめ
Meta広告でクリック率を高めるには、ニュース性・ベネフィット・具体性に加えて、「秘密」を意識した見出し作成がポイントです。さらに、広告画像と組み合わせることで、視覚的にもクリックしたくなる広告が完成します。ぜひ実践してみてください。