なぜ店舗集客にLINE公式アカウントが欠かせないのか?

この記事では、LINE集客がなぜ店舗の集客に欠かせないものなのか、丁寧に説明していきます。店舗が集客に使っているのって、Instagramが多いんじゃないの?と思われるかもしれません。そのあたりも丁寧に説明していきたいと思います。

Instagram集客とどう違うのか

店舗が利用するSNSとしては、今はInstagram(インスタグラム)が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?うちはInstagramやってるから他はもう手一杯で無理、という方もいるかもしれません。

しかし、インスタ集客とLINE集客では、役割が全く異なります。どう違うのでしょうか。

Instagram集客の目的は新規顧客の獲得

Instagramを利用した集客の目的は宣伝・興味付けがメインです。どんなメニューがあるのか、店舗の雰囲気はどうか、などを日々の投稿で見てもらい、フォローしてもらいます。そして、キャンペーンの告知などをして、まずは一度店舗にきてもらう、そのために毎日投稿されている店舗の方も多いと思います。

LINE集客の目的は新規顧客⇒リピート顧客への誘導

一方LINEですが、友達追加すると何かしらのメッセージ、通知が来ることはユーザーもわかっているため、Instagramのフォローほど簡単に友達追加はしてくれません。そのため、店舗に「LINEの友達追加で200円引き」といったPOPとQRコードなどで積極的に告知していく必要があります。

まずはInstagramなどで興味を持った人が来店します。来店時にLINEの友達追加を促して、友達登録してもらいます。そこからクーポンなどでリピート来店を促し、2度3度足を運んでもらえるようアピールしていきます。3回きてくれたお客様は、もうお店に対する抵抗感は無くなっており、感覚としては常連客に近いものになっていると思います。このように、新規の顧客を準リピート客、さらにリピート客(常連客)へとステップを踏ませるのがLINE集客の担った重要な役割です。

LINE集客で顧客をリピート化(囲い込み)
LINE集客での顧客成長イメージ

では、LINE集客についてもう少し詳しく見ていきます。

LINE集客が必要な理由1:LTV最大化

店舗の集客はInstagramだけではありません。チラシを配ったり、食べログなどの媒体に登録したり、といったものが浮かぶ方も多いでしょう。しかし、チラシも媒体登録もInstagram同様に新規獲得の施策となります。この新規獲得がなかなか大変で、顧客一人当たりの獲得単価は年々上がり続けています。これは、人が触れる情報量が年々増加傾向にある事に起因しています。

つまり、効率よく売上を伸ばしていくには、新規獲得と同時に、既存顧客に何回も来店いただくためのリピート施策(囲い込み施策)が非常に重要になっているのです。少子化で人口が減りつつある中、この傾向は今後加速していくことでしょう。

そこで、売上を伸ばすための重要な施策として、LTV最大化が言われるようになりました。LTVとはLife Time Valueの頭文字で、顧客生涯価値とも言います。つまり、顧客一人当たりが生涯で使ってくれる金額を最大化しよう、というのがLTV最大化の考え方です、そのためには、新規顧客の獲得だけで終わらず、その顧客を何度も繰り返し来店させる必要があり、その囲い込みに最適なのが、LINE公式アカウントを利用したリピート施策なのです。

LINE集客が必要な理由2:メッセージ開封率が異常に高い

使い捨てのフリーのメールアドレスが当たり前になった今、メルマガの開封率は下がる一方です。数千人のメルマガ登録者がいても、開封率数%の現状では手間の割に反応も悪く、また、一括送信のメールツールも配信数に応じて値段が上がります。使い捨てのメールアドレスに送るメルマガのために毎月何万円も支払うのはもったいなさ過ぎます。

それに比べてLINEの開封率ですが、その日のうちに開封する人が約8割と、ブロックされない限りはほぼ確実にユーザーの目に届きます。かつてのリピート施策であったメルマガからLINEに切り替える必要があるのはおわかりいただけると思います。