お店のオーナーや経営者の口からとてもよく聞く言葉があります。「うちの従業員にもっと経営側の目線でものを見てほしい」という言葉です。自分の思うようにスタッフが動いてくれない。わがままばかり言う。こっちは資金繰りに苦労してるのに、何も知らずに文句ばかり・・。そう思っていませんか?
本当に、経営者目線って必要ですか?
目線はバラバラな方がよい
これは人によって考え方は違うかもしれませんが、目線はバラバラな方がいいと思います。では、従業員がみな経営者目線だったらどうなるでしょうか?経費を気にして必要なものを必要と言いにくい。タイムカードを先に押してこっそり残業している。どうしても雇われる立場だと純粋な経営者目線にはなれず、経営者に気を遣うような目線になりがちなので、よくも悪くも意見の出ない組織になってしまう可能性があります。そうならないためには、それぞれがそれぞれの立場での意見がはっきり言える環境作りが大切です。アルバイトはアルバイト目線、係長は係長目線で意見を言える組織が最も健全だと思うのです。
それぞれが、それぞれの目線、それぞれの立場で。コミュニケーションをしっかり取りながら、会社の掲げるビジョンに向かって進む。そんな組織でありたいですね。